ロディのブログ

作ったものを上げる。積み消化のモチベーション維持に

【プラモデルをつくろう】スミを入れてみよう【03】

「全て黒」

 

【01】でエントリーグレードを組み立て、【02】でニッパーに触れました

【03】では【スミ入れ】を行います

 

 

今回作るガンプラはこちら

「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム (ライトパッケージVer.)」(550円)

お試しに便利、エントリーグレード。最近これすら店頭で見なくなって困惑気味ですが、きっとバンダイさんが頑張って再生産してくれます

 

そして今回から新規に使用する工具はこちら

①ゲート処理に使用するカッター

タミヤ「クラフトカッターII」(528円)

パーツ切り出し後のゲートの処理などに使います。おおむね【デザインナイフ】【カッター】の二択になるのですが、普段デザインナイフを使っているので今回はカッターを選択しました。こちらの方が安価です(タミヤのデザインナイフは990円)

 

②スミ入れに使用するペン

GSIクレオスガンダムマーカー 流し込みスミ入れペン(ブラック)」(275円)

今回の主題【スミ入れ】に使用するペンです。スミ入れにも色々な種類がありますが、将来的に触れるエナメル塗料を使用したスミ入れに近い感じの、流し込みスミ入れペンを使います

なお、こちら商品説明にもありますが<素組み専用>となります。塗装をした場合は使用できないので注意しましょう

 

③スミ入れを拭き取る消しゴム

トンボ鉛筆「MONO消しゴム」(90円)

②のガンダムマーカーに「はみ出した部分は消しゴムで消すことが出来ます」と書いてあったので、引き出し漁って用意。値段は裏に貼ってあったホーマックの値札のもの。…もうホーマックって名前ないんですっけ

 

前回までに使用した、引き続き使用する工具はこちら

ラニッパー





 

 

 

 

▼ニッパーを使ったパーツの切り出しではニッパーを使ってパーツを切り出して行きましょう


続いてゲートの処理……と、思ったのですがニッパーだけでもうまい具合に、綺麗に切り出せていました。こういう時はこれでヨシとしましょう

 

▼カッターを使ったパーツの切り出し

タッチゲートの処理方法を調べると、バンダイホビーサイトでカッターを使った例を見かけたので、今回は試しにカッターも切り出しに使ってみます


「カッターを当ててカットしてみましょう」とのことなので、指示通りゲート部分にカッターを当てて切り出します

 

切り出しました先ほどと違い、ゲートが残りました。そのままカッターを使って、パーツに刃を添わせて余分なゲートを切り飛ばしましょう

 

ゲートを処理しました今回は説明の為にゲートを処理しましたが、このパーツのゲートでは組み立て後に隠れてしまう位置にあります

このような場合は、切り出した直後のゲートのままでも問題ないでしょう。サボれるところではサボると、作業が効率的になります

 

 

▼カッターを使用したパーティングラインの処理

頭部を組み立てていると、パーツの表面に不自然な縦線がありますこれは【パーティングライン】と呼ばれるものです

 

プラモデルはたい焼きのように、2つの型を合わせてその間にプラスチックを流して生産するのですが、その際にできる継ぎ目の部分になります

この部分は、たい焼きで言う所の「ハネ」の部分ですね

 

この線もカッターを使って処理してしまいましょうカッターの刃をパーティングラインに当て、上下にこすります

慣れないうちはパーツごと削り取ってしまうこともありますが、練習と思って数をこなします

 

▼スミ入れ

さあ今回の本題、スミ入れをしましょう(ご使用法)に従って、ペン先を下向きにして紙などに向けて数回押します

 

ペン先の色が変わったら準備完了です

 

準備が出来たらパーツの溝にペン先で触れましょう。溝に沿ってスミが流れていきますはみ出しても気にせず、どんどん流し込んでいきましょう

 

流し終わりましたあちこちはみ出して汚い事になっています

(ご使用法)に従い、まずはインクを乾かしましょう。2-3分も待てば良い感じになります

 

乾いたら消しゴムではみ出した部分を消していきますこれが中々使いづらい。消しゴムの角を使っても、奥まったところに届かず四苦八苦します

いつもは綿棒にペイントリムーバーを染み込ませて拭き取っているのですが、今回はこのまま頑張りましょう

 

はみ出しを消していると、消しゴムで消せない場所が出てきました先ほどカッターでパーティングラインを処理した部分ですね

パーツ表面をカッターで削った際にできた傷に、スミが流れ込んでしまったようです

 

このように、ゲート処理やパーティングラインの処理など、パーツの表面処理と呼ばれる工程で傷が残ると、スミ入れ時にスミが流れ込んでしまう事態になります

ヤスリを使って磨いていくと防げますが、今回は再度カッターを使ってスミの部分を削り取ってしまいましょう削りました

 

あとは同じ工程の繰り返しとなりますがまだありました、パーティングライン

スミ入れ時に見つけたものも、スミごとカッターで削り取りましょう

 

スミ入れを終えたパーツを組み上げます全体にスミが入り、くっきりした印象に変わったと思います

 

【01】で作ったものと並べてみましょうここで【黒色がくどい】【スミの線が太い】と感じたのであれば、素晴らしいことです

【スミ入れの色の使い分け】や【綿棒などを使ったスミ入れの拭き取り】などで更にステップアップできます

 

この先は同じ工程の繰り返しです

ニッパーだと刃の厚みがランナーにぶつかって、切る前に引っ張ってしまってますね。カッターを使って進めましょう

(カッターが刺さる音)

 

 

▼方針転換

上記で記載した通り、タッチゲートの場合、ニッパーでは刃の厚みがランナーにぶつかり、切るというより「引っ張ってもいで」しまっていますカッターではゲートの厚みがある場所だと力が必要で、ランナーを手に持って作業をした結果、見事に深々と指に刃を突き立てました。流血沙汰です

【02】で【ケガをしない】ことを第一に考えましょうと言っておきながら早々と負傷しました。面目ない

 

このまま進めるわけにはいきませんので、少しタッチゲートの処理について調べ、良さそうな工具を探してきました

 

①ナイフ

タミヤモデラーズナイフPRO」(1,980円)

デザインナイフを使ったゲート処理は次回触れる予定だったのに……でも、コレに替え刃を付けるとタッチゲートにとても良さそうなんです

 

②替え刃(タッチゲートカット用)

タミヤモデラーズナイフPRO替刃 (細平刃) 5枚」(550円)

替え刃。彫刻刀のような形で、①のセットにも平刃が含まれていますが、こちらは先端が細く、取り回しが良さそうなので追加で用意しました

③替え刃(パーティングライン処理用)

タミヤモデラーズナイフPRO替刃 (引きかき刃) 2枚」(550円)

せっかくなのでこちらも使いましょう。先ほどカッターで実施した【パーティングライン処理】用に、引きかき刃の替え刃です

 

④カッターマット

タミヤ「カッティングマット(A3サイズ)」(1,760円)

【01】からずっと使い続けていますが、今回の手順にはカッターマットが必須の為、改めて紹介します。タミヤのカッターマットです

 

モデラーズナイフPRO(細平刃)を使ったパーツの切り出し

まず「モデラーズナイフPRO」に「モデラーズナイフPRO替刃 (細平刃) 」を取り付けます

 

 

そしてパーツとランナーの間、ゲートの部分に刃を当て、カッターマットに向けて刃を下ろします。ギロチンみたいなものですねこのとき、必ず下にカッターマットを敷きましょう。机に刃がぶっ刺さります

また少しパーツに対して離れるように角度を付けておくと、パーツが傷つきにくくなりました

ゲートの処理も平刃でやってしまいましょうカッターと同様、パーツに刃を添わせて余分なゲートを切り飛ばします

 

 

モデラーズナイフPRO(引きかき刃)を使用したパーティングラインの処理

パーティングラインの処理も、モデラーズナイフPROを使用してみましょうモデラーズナイフPRO」に「モデラーズナイフPRO替刃 (引きかき刃) 」を取り付けます

 

こちらもカッターと同様に、刃をパーティングラインに当て、手前側に引きます良い感じにラインが消えました。今回はこれで満足としましょう

では今度こそ、この先は同じ工程の繰り返しです

ケガをしないよう、組み立てを進めて行きましょう

 

 

▼完成できました

各部にスミが入ったことにより、情報量が増えて凛々しくなったような気がします

 

 

▼撮影

いい感じの背景紙(堀内カラー「グラペB2マリンブルー(3,080円)」)が手に入ったので、今回から撮影で使用していこうかと思います

正面/背面からアップにして3方向


本体自体は【01】で作成したものと同じなので、並べてみましょう

 

ぼやっとした輪郭がくっきりとしました少し手を加えただけで、どんどん良くなるのは楽しいものです

 

▼最後に

まずは一段ステップアップ、【スミ入れ】【ゲート処理】を行いました

それぞれ色々な方法があります。できるだけ先の記事や番外で触れていきたいですが、自分自身がこんがらがらないように気を付けたいところです

 

今回の新しい発見は、やっぱり「モデラーズナイフPRO」の使いやすさでしょうか。なんでもっと早く手に取ってなかったんだ……どんどん使っていこう

同じキットを並べ始めて、やっとやりたいことが始まった実感が出てきました、うーん満足。ではこれにて